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「ロックンロール」
(ルー・リード作)
ジェニーは言った 私が5歳だったとき 世界は何も起こらないに等しかった
なーんにもね
ラジオをつけても これまた悲しいくらい心に残らないものばかり
でもある朝彼女はニューヨークのラジオ局を選ぶ
そのとき耳にしたものはひとことも理解できなかったが
彼女の体はその素敵な音楽に合わせて震え始めた
そうさ 彼女の人生はロックンロールによって救われた
体を切り刻まれるかもしれないが 僕らは外に出て
ラジオから流れるロックンロールに身をゆだねよう
大丈夫 それでいいんだ 僕が保証する それでいいんだ
ジェニーは言った そうそう 5歳のときの話ね 私にももちろん両親はいた
でもあの人たちにかかったらこの世は死んだも同然よ
テレビが二台あってキャデラックが二台あって 冗談じゃないわよ?
いったいそれが何だって言うのよ そんなのは何の助けにもならなかった
そしてある朝彼女はニューヨークのラジオ局を選ぶ
そのとき耳にしたものはひとことも理解できなかったが
彼女はその素敵な音楽に合わせて踊り始めた
そうさ 彼女の人生はロックンロールによって救われた
ロックンロールに
計算ずくめの世の中 僕らは構わず ラジオから流れるロックンロールに身をゆだねよう
それで大丈夫だ それでいい さあジェニーが来たぞ 飛べ 飛ぶんだ!
それでいいんだよ 僕の言うことを聞いて 物事は少しずつ良くなる 少しずつ
大丈夫さ ベイビー 大丈夫さ ベイビー
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