[YouTubeで再生]
◆A Day In The Life / Jeff Beck
日本でのアルバムの発売日から逆算して、計算が間違っていなければ、今から25年
前の3月のある日、おそらく仕事からの帰宅途中、車の中でラジオをつけた瞬間、ギ
ターインストのア・デイ・イン・ザ・ライフが流れてきました。余りに美しいサウン
ドに心奪われて、これは是非ともCDを買わねばならぬと思ったのですが、アーチス
トがわからない。しかし、特徴のあるギターサウンドはジェフ・ベックに違いないと
見当を付けて、色々色調べてみたものの、該当するものがみつからない。実はそれも
そのはずで、ラジオで聞いたのは、ビートルズの名プロディーサー、ジョージ・マー
チンが自らの引退を記念して制作したコンピレーションアルバムの中の1曲だったの
です。しかし程なく、全くの偶然でアルバム「イン・マイ・ライフ」の存在を知るこ
ととなり、無事お目当てのCDと曲を手することが出来たわけです。
ギターはやはり、ジェフ・ベックでした。そして今、改めて「ジョージ・マーチン版」
ア・デイ・イン・ザライフを聞いて思うに、まずドラムが酷い。余りに単調なド手抜き
のアレンジは、残念としか良いようがない。自分でアレンジ出来ないのなら、だれか適
任の人に頼めと、声を大にしてあの世のジョージ・マーチン言いたいところです。一方、
ギターに関しては、全く間然するところがありません。その繊細で甘いサウンドを聞く
と、今でも初めて聞いた時と同じ感動がよみがえり、覚えず涙が溢れそうになります。
返信する